９〜１１か月頃が目安の離乳食です。

この時期の赤ちゃんに不足しやすい鉄を多く含むひじきなどの素材を

上手に取り入れていきましょう。

●材料（１食分）●

軟飯：８０g

ひじき（乾燥）小１/４ …戻して小１

にんじん：８g

A｛だし：大１、しょうゆ・みりん：各少々｝

●作り方●

１．ひじきは水で戻して刻み、にんじんは粗みじん切りにする。

２．耐熱容器に１とAを入れ、ふんわりとラップをして

　　電子レンジ（５００w）で約２分加熱する。

３．汁気をきって軟飯と混ぜ合わせる。

ポイント

●ひじきは消化されにくいので細かく刻みましょう。

　便にそのまま出てきても栄養素はほぼ吸収されています。

● ９〜１１か月（カミカミ期）前半などお子さんの進み具合によっては、

　　５倍がゆ９０gにして食べやすい状態にしてあげるとよいでしょう。

●にんじんの粗みじん切りを作るのに、

　今回は市販の離乳食作りセットの粗みじんプレート（細）９〜１１か月用を使用しました。

（高松京子）

９〜１１か月頃が目安の離乳食です。

難しそうに思える茶碗蒸しも、少量の場合、電子レンジで簡単に作ることができます。

●材料（１食分）●

生鮭の切り身：１０g

さやいんげん：１本

溶き卵：大１弱

だし汁：大３

●作り方●

１．耐熱容器に生鮭を入れ、水大さじ１を加えてふんわりとラップをかけ、

　　電子レンジ（５００w）で約２０秒加熱し、水気をきる。

　　皮や骨があれば取り除き、小さめにほぐす。

　　へたを切り落としてさっと水にくぐらせたいんげんはラップで包み、

　　約１分加熱し、小口切りにする。

２．耐熱容器に１を入れる。溶き卵とだし汁を混ぜ合わせ、こして容器に注ぐ。

３．大きめの耐熱ボウルの中央に２を置き、ボウルに熱湯を卵液と同じ高さまで張る。

　　耐熱ボウルの端を少し開けた状態でラップをかけ、

　　電子レンジ（５００w）で約３分加熱し、湯煎蒸しにする。

ポイント

●キングサーモン、トロなど、脂肪分が多い品種や部位は避けましょう。

　また、塩鮭は塩分が多いので、「甘塩」と表記されていても、離乳食には不向きです。

アレンジ

●ほうれん草やブロッコリー、鶏ささみなどお好みの具に変えるとバリエーションが広がります。

　肉や魚は加熱して臭みを取ってから蒸すようにしましょう。

（高松京子）

９〜１１か月頃が目安の離乳食です。

●材料（１食分）●

ほうれん草：３０ｇ

麩（小）：２個

りんごのすりおろし：２０ｇ

●作り方●

１．ほうれん草はやわらかくゆで、水にさらして水気を絞り、細かく刻む。

２．麩はぬるま湯で戻し、水気を絞って小さく切る。

３．１と２をりんごのすりおろしで和える。

ポイント

●りんごの甘酸っぱい味で、苦手な青菜も克服できます。

青菜類はりんごで和えるほか、卵でとじたり、

さらに細かくペーストに近くなるまで刻み、

みそ汁やスープに加えたりすると食べやすいようです。

（高松）

１〜１才６か月頃が目安の離乳食です。

１才を過ぎると、徐々に大人と同じものが食べられるようになってきます。

（実際、子供自身も大人が食べているものを欲しがります。）

大人用の料理にちょっと手を加え、子供向けにアレンジしてみましょう。

●材料（大人２人分＋子供１人分）●

牛薄切り肉：１５０g

じゃがいも：２個

にんじん：１/２本

パプリカ（赤・黄）：各１/４個

トマト（完熟）：１個

玉ねぎ：１/２個

ブロッコリー：５房

サラダ油：大さじ１

A｛ 固形スープの素：１個、りんごジュース（１００％）：１/４カップ、水：１・１/２カップ、

トマトピューレ（なければトマトケチャップ）：大さじ１、ローリエ：１枚｝

塩・胡椒：各少々

バター：１０〜２０g

●作り方●

１．牛肉は一口大に切る。

２．じゃがいもは一口大に切って水にさらし、水気をふく。

　　にんじん、パプリカは小さめの乱切りにし、

　　トマトは湯むきして種を取り、ざく切りにする。

３．玉ねぎはみじん切りにする。

４．鍋にサラダ油を熱し、３の玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。

　　１を入れて炒め、肉の色が変わったら２を加えて炒め、全体に油が回ったらAを加え、

　　煮立ったらあくを除いて落としぶたをし、野菜が柔らかくなるまで約２０分煮、

　　塩ゆでしたブロッコリーを加え、味をみてから子供用は取り分ける。

５．大人用には塩・胡椒を足してひと煮し、火を止めてバターを加えて混ぜ溶かす。

　　子供用はパプリカの皮を向き、それぞれ食べやすく切る。

ポイント

●赤ワインの変わりにりんご果汁を加えてマイルドに仕上げました。

●柔らかめに仕上げる（歯茎でつぶせる固さ）。

●薄味、香辛料は控える。

（味つけの前に子供分を取り分ける）

（煮物などは味のしみた表面を削る）

（炒め物は湯を加えてさらに柔らかく煮る）

●小さくカットする。

アレンジ

●大人用の仕上げには、サワークリームを添えてもよいでしょう。

（高松）

１才〜１才６か月頃が目安の離乳食です。

子供の大好きなおやつ、卵ボーロは家庭にある材料で手軽に作ることができます。

特別な道具も要りません。

しかも、大さじの計量だけで作れる、作りやすいレシピです！

もちろん子供だけでなく、大人のおやつとしてもＧｏｏｄ！

●材料（約４０個分）●

卵黄：１個

砂糖（あればきび糖）：大さじ２

片栗粉：大さじ５

スキムミルク（または粉ミルク）：大さじ１

下準備

●オーブンを１８０度に予熱する。

●作り方●

１． ボウルに卵黄と砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまでよくすり混ぜる。

２．片栗粉とスキムミルクを加え、ゴムべらでひとまとまりになるまで混ぜる。

３．台の上に取り出して手で捏ね、生地が耳たぶくらいの固さになるように仕上げる。

　　（固いときは水分＝水または牛乳、柔らかいときは片栗粉を少し足す）

４．生地を２等分し、それぞれ手の平で転がして直径約１㎝のひも状に伸ばし、

　　１㎝幅に切ってから丸める。

５．クッキングシートをしいた天板に並べ、１８０度のオーブンで１０〜１３分焼く。

　　焼き上がったら網に取り出して冷ます。

ポイント

●湿気やすいので、密閉容器に入れて保管してください。

（高松）